公開日:2026/2/2
最終更新日:2026/2/2
【展示会レポート】新機能性材料展2026にご来場いただきありがとうございました

平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
2026年1月28日(水)〜30日(金)に東京ビッグサイトにて開催されました「新機能性材料展2026」では、ご多用の中、合同樹脂工業ブースへお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
会場では直接ご挨拶の機会をいただき、弊社製品・技術にご関心をお寄せいただけましたこと、社員一同心より御礼申し上げます。
当日は限られたお時間の中でのご案内となり、十分なご説明が行き届かなかった点もあったかと存じます。今回のブログでは、会場にてご紹介いたしました「ハードエンボス加工」ならびに展示テーマについて、要点をまとめてご紹介いたします。






今回の展示会では、以下のテーマにフォーカスしてご紹介しました
■ハードエンボス加工で広がる素材対応力(高剛性・高耐熱フィルム等)
■100種類以上から選べるエンボス柄・凹凸ラインナップ
■シリコン等添加剤を使わない凹凸フィルムによる環境配慮提案
■離型セパ・加飾・触感付与・マット・樹脂転写・光拡散など用途提案
■小ロットからの試作サポート

弊社のハードエンボス加工は、PETなど加工が難しい高剛性フィルムにも、大きな凹凸を賦形できる点が特長です。二軸延伸PET、ポリイミド、PEN、PC、OPP、CPP、PBT、フッ素、PEEKなど幅広い加工実績がございます。
また、練込素材やハードコート基材など各種コーティング、印刷、蒸着など処理済みフィルムへの加工提案も行い、素材と柄の組み合わせによる機能付与・意匠付与の可能性をご紹介しました。


当社では、PET・PEN・PEEKなどの高耐熱基材に対応したハードエンボス加工を強みとしています。耐熱性・寸法安定性が求められる基材に対しても、独自条件設計により深さと均一性を両立した凹凸形成が可能です。ロールtoロールでの安定加工により、機能性付与(離型性・滑り性・光拡散など)と意匠性を実現し、電子部材や産業用途など高要求分野で多数の実績があります。
当社のエンボス加工では、250μmといった極厚のフィルムに対しても対応可能です。
通常、厚みのあるフィルムは加熱・加圧時の成形性や寸法安定性の管理が難しく、加工には高度な技術が求められます。当社では、素材特性や形状に応じた最適な加工条件を設定することで、厚みのあるフィルムでも高精度な凹凸パターンを安定して再現することが可能です。

当社では、単層フィルムに限らず、複層品や印刷済み基材へのエンボス加工にも対応しております。
層構成やインク特性、密着状態を考慮した加工条件を設計することで、層間剥離や印刷ダメージを抑えながら凹凸を付与することが可能です。
意匠性を保持したまま、触感付与や機能性向上を実現し、加飾用途から産業用途まで幅広いニーズにお応えします。

アルミ蒸着フィルムは遮光性・ガスバリア性に優れていますが、弊社ではこれにエンボス加工を施すことで、さらに独自の機能性とデザイン性を両立させることが可能です。
例えば、光拡散や反射コントロール、表面の摩擦制御による滑り止め、また高級感を演出する意匠性付与など、多様な用途に展開いただけます。

当社では、蒸着処理が施されたフィルムに対してもエンボス加工が可能です。
蒸着フィルムの金属光沢とエンボスによる立体感を組み合わせることで、高級感や視覚的インパクトのある加飾フィルムを実現します。
例えば、以下のような用途にご活用いただいております。
・高級パッケージ向け装飾フィルム
・ラベルやステッカーなどの差別化加飾素材
蒸着層へのダメージを抑えつつ、美しい凹凸形状を精密に再現するための加工ノウハウも蓄積しており、デザイン性と加工安定性を両立した製品をご提案可能です。


機能柄から意匠柄まで、約100種類以上の凹凸ラインナップをご用意しています。微細マット・梨地、格子・ダイヤ、ストライプ・ヘアライン、皮目・木目など、用途や狙いたい質感に応じて提案が可能です。
同じ柄でも加工条件を調整し、深さ・粗さなどのご要望に合わせた設計を目指せる点も、ブースでは実サンプルでご確認いただきました。

今回特にご関心が多かったテーマのひとつが、熱と圧力のみで賦形する「エンボス離型フィルム」です。シリコン等の添加剤や残渣、塗工剥がれがない凹凸フィルムとして、精密工程でも使いやすいことを訴求しました。
ハードエンボス加工は、材料表面に凹凸形状を物理的に付与する加工方法であり、薬品や溶剤を使用せずに機能性や意匠性を付与できる点で環境適性の高い技術です。
また、無添加であるため、離型層の分離処理を行わずにモノマテリアルリサイクルを目指せる点も、環境配慮の観点からご紹介しました。



使用済みセパレーターや外観不良の原反を、高温・高圧処理で再形成し、機能性を維持したエンボスフィルムへ再生する「Reエンボス」技術も展示紹介しました。シワやテープ跡などの欠点を除去しながら、新たなエンボスパターンで高付加価値化を狙える点が特徴です。


当日は、エンボスフィルムの「大きな凹凸」を実際に指先で感じていただけるよう、上記のデモサンプルを展示いたしました。写真や資料だけでは伝わりにくい凹凸の深さや、触れた瞬間の質感の違いを、その場で比較できる内容としております。
弊社のハードエンボス加工は、PETをはじめとする硬質基材にも加工が可能である点が特長です。一般的に硬い基材は成形時の追従性が低く、凹凸の再現が難しくなりがちですが、ハードエンボスでは基材特性を踏まえた条件設計を行うことで、視認できるレベルの凹凸形成に対応できます。その結果、表面に「ザラザラ」「さらさら」といった触感を付与し、触ったときの印象や滑り性、把持感などに違いを持たせることが可能になります。
凹凸のサイズについては、これまでに約1μから最大で1.2mm程度までの成形実績がございます。微細領域では繊細なマット感やしっとり感の調整、大きな凹凸領域では存在感のある触感や意匠性の付与など、狙う機能や質感に合わせた設計が可能です。また、同じ柄であっても、凹凸の高さや立ち上がり、面の粗さなどは加工条件によって変化します。そのため、ご要望の触感や見た目に合わせて、試作評価を行いながら柄成形を調整し、最適な仕様へ近づけていく進め方をご提案しております。
建築内装材として用いられる壁材や床材、各種パネル類では、木目調や石目調などの意匠を印刷した加飾フィルムが広く採用されています。こうした加飾フィルムに、さらにエンボス加工で凹凸形状を付与することで、プリントのみでは表現しきれない「陰影」「立体感」「触感」を加えることができ、意匠品質を一段高めることが可能になります。
印刷は色柄の再現性に優れる一方で、表面はフラットになりやすく、見る角度や光の当たり方による表情の変化は限定的になりがちです。そこで凹凸を重ねることで、光が当たった際に影が生まれ、模様の奥行きが強調されます。結果として、見た目のリアルさだけでなく、触ったときの質感にも差が出るため、製品としての付加価値向上につながります。
弊社では、樹脂転写用途も含め、意匠の狙い、触感、光沢感、柄の見え方などのご要望に応じて、凹凸設計や加工条件の調整をご提案可能です。



初期検討の段階では、「まずは実物で確認したい」「現行品と比べてどの程度差が出るかを見たい」といったご要望が多くございます。弊社では、そうした導入前の検討フェーズから評価、量産化に向けたスケールアップまで、一連の流れに沿って小ロット試作のご相談を承っております。
たとえば、評価の第一段階では、用途や目的に合わせて複数の柄候補をご提案し、サンプルとして実際に手触りや見え方をご確認いただけるようにいたします。触感を重視するのか、光の当たり方による陰影を重視するのか、滑り性や離型性など機能面を重視するのかによって、適した凹凸形状や深さ、ピッチは変わります。そのため、求めるゴールイメージや使用環境を伺いながら、候補を絞り込み、評価しやすい形でサンプルをご用意します。
展示会当日は限られた時間の中でのご案内となり、十分にお伝えできなかった点もあったかと存じます。用途や課題を改めて整理したうえで、最適な柄選定や仕様検討、サンプル評価の進め方まで含めてご提案いたしますので、具体的な用途やお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。
弊社では100種類の柄でカットサンプルの在庫があり、ご提供可能です。
また、ロールサンプルのご用意もございますため、お気軽にお問い合わせください。
本ブログでは、新機能性材料展2026における弊社出展内容の要点をご紹介しました。
■高剛性・高耐熱フィルムにも対応するハードエンボス加工
■100種類以上の凹凸柄による機能付与・意匠付与の提案
■シリコン等添加剤を用いない凹凸フィルムによる環境配慮提案
■離型セパから加飾、樹脂転写、光拡散まで幅広い用途展開
会場でご相談いただいた内容の深掘り、サンプル送付、用途別の仕様提案なども可能です。ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
この度は新機能性材料展にて、弊社ブースへお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。会場では限られた時間の中でのご案内となり、十分にご説明できなかった点もあったかと存じます。
弊社では、ハードエンボス加工による機能付与、意匠付与、触感付与、離型性付与など、用途や課題に合わせたフィルム提案が可能です。サンプルのご要望、仕様検討、試作のご相談などございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
今後も皆様の製品開発や課題解決に貢献できるよう取り組んでまいりますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
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