
エンボス加工関連の用語集
当社のエンボス加工に関する用語をまとめました。
・アニール処理
フィルムや樹脂を一定温度で加熱し、材料内部に残っている応力の緩和や寸法安定性の向上を目的として行う熱処理です。
フィルムでは、加熱工程で発生する収縮や変形を抑える目的で検討されることがあります。
エンボス加工では基材を加熱して形状を付与するため、高温工程で使用するフィルムや寸法安定性が重要な用途では、アニール処理の有無や熱収縮特性を確認する場合があります。
・アフターエンボス
すでに製膜されたフィルムに対して、後工程でエンボス加工を施す方法です。
当社ではフィルムの押出成形は行わず、PET、PP、PC、PEN、PIなどのロール原反へ後加工としてエンボス形状を付与しています。
印刷、蒸着、コーティングなどの処理済みフィルムについても、構成や条件を確認したうえで加工可否を検討します。
・アルミ蒸着
アルミニウムを真空中で蒸発させ、その蒸発したアルミニウムを基材の表面に薄く均一にコーティングする技術です。この技術は、主に材料の光沢や反射性、バリア性を改善するために使用されます。当社のエンボス加工はアルミ蒸着フィルムの加工も可能です。
→アルミ蒸着フィルムへの加工はこちらからどうぞ ▶
・Ra(算術平均粗さ・算術平均高さ)
表面の微細な凹凸状態を表す代表的な表面粗さパラメータです。一定の基準長さにおける粗さ曲線の高さ方向の変化を平均的に表します。
一般的にRaの数値が大きいほど表面の凹凸が大きい傾向がありますが、同じRaでも凹凸の形状やピッチが異なれば、見た目や機能が異なる場合があります。
エンボス加工では、使用する柄や基材、加工条件によってRaを調整できます。当社ではマット・梨地系のエンボス加工でRa約0.8~4.0μm程度の加工実績があります。
※表面粗さは測定条件や基材によって異なるため、数値を比較する際は測定条件の確認が必要です。
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・Rz
表面粗さを表すパラメータの一つで、粗さ曲線における山と谷の高さ方向の差を評価する指標です。
Raが表面全体の平均的な粗さを表すのに対し、Rzは比較的大きな山や谷を含む高さ方向の状態を把握する際に使用されます。
エンボスフィルムでは、RaだけでなくRzや実際の凹凸形状、ピッチなどを合わせて確認することで、表面状態をより具体的に評価できます。
※Rzは旧JIS規格と現在の規格で定義が異なるため、数値を比較する場合は適用規格や測定条件の確認が必要です。
・WEB
フィルム、紙、金属箔など、ロールtoロールで連続的に搬送・加工される帯状の材料を指します。エンボス加工では、ロール状のフィルムを連続的に供給・加工・巻き取るWEB加工を行います。
・MD/TD
フィルムの方向を表す用語です。
**MD(Machine Direction)**はフィルムの製造・流れ方向、**TD(Transverse Direction)**はMDに対して直角となる幅方向を指します。
延伸フィルムではMDとTDで引張特性や熱収縮などが異なる場合があります。エンボス加工や試作評価を行う際にも、フィルムの方向を確認することがあります。
・エンボス
「エンボス(Emboss)」とは、材料の表面に立体的な模様やデザインを浮き上がらせる加工技術です。エンボス加工は、特に紙やプラスチック、金属などの素材に用いられ、視覚的にも触覚的にも特徴的な効果を生み出します。エンボス加工では、特定の模様やデザインを材料の表面に押し込むことで、立体的な凹凸を作り出します。これにより、デザインが視覚的に際立ち、触覚的に感じられるようになります。
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・エンボスピッチ
エンボス表面に形成された凹凸形状が繰り返される間隔を指します。
例えばドット柄や格子柄では、隣接する凸部や凹部の中心から中心までの距離をピッチとして表す場合があります。
エンボスピッチは、柄の見え方だけでなく、接触状態、転写性、光の反射・散乱などにも関係する重要な形状要素です。
「ピッチ」「凸部の幅」「溝幅」「深度」はそれぞれ異なる寸法のため、エンボス柄を検討する際は区別して確認する必要があります。
・エンボスロール
エンボス加工を行うために特別に設計されたロール状の金型です。主に連続的な加工が求められる用途に使用され、紙、フィルム、プラスチック、金属などの材料の表面に立体的な模様やデザインを施すために利用されます。ロール状の型を使用することで、長い連続的な素材に対して効率的にエンボス加工を施すことができます。これにより、大量生産や長尺の素材の加工が容易になります。
・オレフィン
オレフィン(olefin)は、化学的にはアルケン(alkene)とも呼ばれる炭化水素の一種で、一般的に炭素-炭素二重結合(C=C)を持つ化合物です。オレフィンは、化学工業や製造業で非常に重要な役割を果たしており、多くの化学反応やポリマー合成に利用されます。
【主なオレフィンの種類】
エチレン(Ethylene): 最も単純なオレフィンで、化学式は C₂H₄。広く使用されるプラスチック(ポリエチレン)の原料であり、農業用のエチレンガスも利用されます。
プロピレン(Propylene): 化学式は C₃H₆。ポリプロピレンやアクリル酸の原料として使われ、合成ゴムや化学薬品の製造に重要です。
・架橋
材料科学や化学、工業などの分野で使用される用語で科学的架橋と物理的架橋があります。
化学的架橋は、ポリマー(高分子)や樹脂の分子間に化学的な結合が形成されるプロセスを指します。このプロセスにより、ポリマーの物理的および化学的性質が変化し、材料の強度や耐久性が向上します。
・鏡面
表面が非常に平滑で反射性が高く、鏡のように光を反射する性質を持った面のことを指します。このような表面は、物体の形状や光の反射を明確に映し出します。
・形状転写
フィルムや金型などの表面に形成された凹凸形状を、樹脂など別の材料の表面へ写し取る加工・成形方法です。
エンボスフィルムを樹脂の成形・硬化工程で表面に接触させることで、マット、梨地、皮目、木目、格子などの凹凸形状を樹脂表面へ転写できます。
印刷インキや着色層を移す「印刷転写」とは異なり、当社では主にエンボスフィルムの「表面形状」を樹脂へ転写する用途を形状転写として扱っています。
FRP、UV硬化樹脂、TPUなどへの形状転写について加工・評価実績があります。
→ FRP・UV硬化樹脂・TPUへの形状転写について詳しく見る ▶
・原反
加工前の材料となるフィルムやシートを指します。フィルム加工業界では、ロール状で供給される加工前のフィルムを「原反」と呼ぶことが一般的です。
当社では、お客様から支給いただいたPET、OPP、PC、PEN、PIなどの原反へエンボス加工を行っています。
原反の材質、厚み、幅、巻き長さ、コア径、表面処理などを確認したうえで加工条件を検討します。
・コア径
ロール状のフィルムを巻き取る際に使用する紙管や樹脂管などの芯(コア)の直径を指します。
フィルム業界では一般的にコアの内径で表し、3インチコアの場合は内径約76.2mmです。
コア径は、巻き径、巻き長さ、設備への装着可否などに関係するため、ロール加工を行う際の重要な仕様項目の一つです。
当社へロール加工をご依頼いただく際は、フィルム幅、厚み、巻き長さとあわせてコア径をご確認ください。
→ コア径・フィルム厚み・巻き長さから巻き径を計算する
・コシ感
コシ感は、材料や製品が押したり引っ張ったりしたときに元の形に戻る弾力性を示します。弾力のあるものは、押さえた後に元の形に戻る力が強いです。コシ感はその物の硬さやしっかりとした感触を意味します。
・コロナ処理
フィルム表面に放電処理を行い、表面の濡れ性や接着性、印刷性などを改善する表面処理方法です。
PET、PE、PPなどのフィルムに対して、印刷、コーティング、ラミネートなどの前処理として広く使用されています。
エンボス加工するフィルムにコロナ処理が施されている場合は、処理面の向きや後工程への影響を確認しながら加工を行います。処理の有無や処理面が指定されている場合は、試作前にご共有ください。
・3インチコア
ロールフィルムを巻き取る際に使用する紙管や樹脂管などの芯で、内径が約76.2mm(3インチ)のものを指します。
フィルム業界で一般的に使用されるコアサイズの一つです。
ロール加工を行う際は、コア径のほか、フィルム幅、巻き長さ、巻き径、重量なども確認して加工仕様を決定します。
・残渣
加工や使用後に材料表面へ残る物質を指します。
フィルム用途では、離型剤、添加剤、コーティング成分などが対象物へ移行・残留することが問題となる場合があります。
エンボス加工は表面形状を物理的に付与する工法のため、表面機能付与のために新たに使用する薬剤由来の残渣を避けたい用途で検討されます。
・シボ
主に表面に見られる凹みや突起、テクスチャーのことを指します。これにはさまざまな意味があり、布地や合成素材、プラスチックなどでの「シボ」は、表面に意図的に施された模様やテクスチャーを指すことがあります。これにより、素材の見た目や触感が改善され、デザイン性や機能性が向上します。
・深度(柄深度)
エンボスによって形成される凹凸形状の深さを表す際に使用する表現です。
金型(エンボスロール)の深度と、実際にフィルムへ成形された凹凸の深さは必ずしも同じではなく、基材、厚み、温度、圧力などの加工条件によって成形状態が変化します。
・白場
主に印刷や出版、デザインの分野で使用される用語で、ページやデザインの中で「白い部分」や「空白の部分」を指します。フィルム加工においては未加工部分を指すことが多いです。
・セパレーターフィルム
製造工程や保管時に、粘着材、ゴム、ゲル、樹脂などの対象物同士が直接接触・密着することを防ぐために使用するフィルムです。
エンボスフィルムは、表面凹凸によって接触状態を変化させることで、離型性や密着防止を目的としたセパレーターとして使用される場合があります。
→セパレーター用途について詳しく見る ▶
・耐熱性
材料や製品が高温環境下でどの程度耐えられるかを示す特性です。耐熱性が高い材料は、熱による変形、劣化、変色などが少なく、高温での使用が可能です。耐熱温度の定義は材料が長時間高温にさらされても、物理的特性や化学的特性がほとんど変化しない温度です。
・ダイヤ柄
斜め方向の線や溝を交差させ、ひし形状の凹凸を形成したエンボス柄です。
格子柄と同様に、フィルムと対象物との接触状態を変化させる目的で使用され、離型、密着防止、滑り性などの用途で検討されます。
ダイヤの大きさ、ピッチ、溝幅、深度によって見た目や接触状態が変化します。当社では複数のダイヤ柄を保有しています。
→ ダイヤ柄エンボスのラインナップ・特徴について詳しく見る ▶
・転写工程紙・転写工程フィルム
樹脂などの成形・硬化工程で表面に接触させ、工程後に剥離する紙やフィルムを指します。
エンボス形状を持つ工程フィルムを使用することで、フィルム表面のマット、梨地、皮目などの凹凸形状を樹脂表面へ転写することができます。
当社ではPETなどのフィルムへエンボス加工を施し、FRP、UV硬化樹脂、TPUなどへの形状転写用途としてご提案しています。
→フィルムの転写についてはこちらからどうぞ ▶
・梨地
細かな不規則な凹凸を持つ表面形状で、梨の果皮に似た見た目から「梨地」と呼ばれます。
フィルムへ梨地状のエンボス加工を施すことで、光沢を抑えた外観や、フラットフィルムとは異なる粗面・マット調の表面を付与できます。
梨地の細かさや深さによって、表面粗さ、光の反射状態、触感などが変化します。当社では細かな梨地から比較的粗い梨地まで複数の既存柄を保有しています。
→ マット・梨地エンボスの柄や特徴について詳しく見る
・ナノインプリント
ナノスケールでの高精度なパターン形成技術の一つです。この技術は、ナノメートル(nm)サイズの構造を基板に転写するために使用され、半導体製造やナノテクノロジー、材料科学、電子機器などで広く利用されています。
・二軸延伸フィルム
フィルムを製造する際に、主にMD(流れ方向)とTD(幅方向)の2方向へ延伸したフィルムを指します。
PET、OPP、PENなどでは二軸延伸フィルムが広く使用されており、延伸によって強度、剛性、寸法安定性などの特性が付与されます。
一方、延伸によって剛性が高くなったフィルムはエンボス形状を付与しにくい場合があります。当社では二軸延伸PETをはじめ、PENや高機能フィルムへのエンボス加工実績があります。
→対応素材についてはこちらからどうぞ ▶
・熱収縮率
フィルムを加熱した際に、MD・TD方向へどの程度寸法が変化するかを表す値です。
特に延伸フィルムでは、材料や温度によって熱収縮挙動が異なります。
エンボス加工ではフィルムを加熱するため、基材によっては熱収縮率を確認しながら加工条件を検討します。
・熱履歴
フィルムを加熱した際に、MD・TD方向へどの程度寸法が変化するかを表す値です。
特に延伸フィルムでは、材料や温度によって熱収縮挙動が異なります。
エンボス加工ではフィルムを加熱するため、基材によっては熱収縮率を確認しながら加工条件を検討します。
・粘着
物質が他の物質の表面にくっつく性質やその動作を指します。これは、物質の表面が他の物質と接触する際に、相互作用や接着を生じる現象です。粘着は多くの分野で利用され、様々な用途があります。当社のエンボスフィルムは粘着用のセパレーターとして採用の実績があります。
→セパレータ―についてはこちらからどうぞ ▶
・剥離力
フィルムやセパレーターを対象物から剥がす際に必要となる力を指します。
離型性を評価する指標の一つで、対象物、剥離速度、剥離角度、温度などの測定条件によって値が変化します。
エンボス加工では、表面の凹凸形状によって対象物との接触状態を変化させ、剥離性を調整できる場合があります。
→剥離力を調整するエンボスフィルムはこちら ▶
・光拡散
光が物体に当たったときに、その光が均等に広がる現象を指します。具体的には、光が物体の表面に当たると、表面の微細な構造や特性によって光がさまざまな方向に散乱し、均一な光の分布を実現します。表面の粗さにも関連しており、表面が粗いと、光がさまざまな方向に散乱し、光の反射が均一になります。表面が滑らかだと、光は比較的反射方向に集中しやすく、拡散は少ないです。
→光拡散のページについてはこちらから ▶
・表面粗さ
材料表面の微細な凹凸状態を数値で表す指標です。
代表的なパラメータにはRa(算術平均粗さ)やRz(最大高さ)などがあります。
エンボス加工では、使用する柄や加工条件によってフィルム表面の粗さを調整できます。当社ではマット・梨地系のエンボス加工で、Ra約0.8~4.0μm程度の加工実績があります。
※表面粗さは基材、厚み、柄、加工条件、測定条件によって異なります。
→エンボス加工の表面粗さページについてはこちらから ▶
・ブリードアウト/アウトブリード
樹脂やフィルム内部に含まれる添加剤などが、時間や温度の影響によって表面へ移行・析出する現象を指します。
表面の汚染や粘着性、後工程への影響につながる場合があります。
※エンボス加工で新たな薬剤を使用しなくても、基材自体に含まれる添加剤によって発生する可能性があります。
・ブロッキング
フィルム同士を重ねたりロール状に巻いたりした際に、フィルム表面同士が密着し、剥がれにくくなる現象を指します。
温度、圧力、フィルム表面の平滑性、巻取り状態などによって発生しやすさが変化します。
エンボス加工によってフィルム表面に凹凸を形成し、フィルム同士の実接触面積を低減することで、ブロッキングの抑制に活用できる場合があります。
・ヘイズ(Haze)
透明フィルムなどを光が透過する際に生じる「曇り」や「霞み」の程度を表す光学特性です。
光が材料内部や表面で散乱するとヘイズ値が変化し、透明感やすりガラス調の見え方にも影響します。
エンボス加工では、マットや梨地などの表面凹凸によって光の散乱状態が変化するため、エンボス柄によってヘイズや見え方が変化する場合があります。
・ホログラム
光学的な技術を用いて三次元(3D)の映像を記録・再生する技術およびその結果得られる画像のことを指します。ホログラムは、通常、光の干渉と回折の原理を利用して、物体の詳細な三次元情報を記録し、再生することができます。
・巻き径
フィルムをコアへ巻き取った状態でのロール外径を指します。
巻き径は、コア径、フィルム厚み、巻き長さによって変化します。また、設備への装着や運送・保管時の制限によって、最大巻き径が指定される場合があります。
当社ではフィルム厚み・巻き長さ・コア径から巻き径を算出できる「巻き径・巻長・重量計算ツール」も公開しています。
→巻き径計算ツールについてはこちらからどうぞ ▶
・巻取張力
ロール状のフィルムを巻き取る際に、フィルムへ加える張力を指します。
巻取張力が適切でない場合、巻きずれ、シワ、巻き締まり、巻きの緩みなどが発生することがあります。
フィルムの材質、厚み、幅、巻き径などによって適した巻取条件が異なるため、エンボス加工でも加工条件とあわせて巻取り状態を確認します。
・膜厚
コーティングや塗装、被膜などの薄い層の厚さを示す用語です。膜厚は、特定の材料や処理が表面に施される際に、その層の厚さを測定するための重要な指標です。均一な膜厚が求められる場合もあり、不均一な膜厚は性能や見た目に影響を与えることがあります。
・マット
表面の光沢を抑えた外観・質感を指します。
エンボス加工では、フィルム表面に微細な凹凸を形成することで光の反射状態を変化させ、フラットフィルムとは異なるマット調の外観を付与できます。
当社では細かなマットから粗い梨地まで複数の柄を保有しています。
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・摩擦
物体同士が接触し、相対的に動こうとする際に発生する力を指します。摩擦は、動きに対する抵抗力であり、物体の表面の性質や接触条件によって異なります。
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・モヤ(白濁)
フィルムやコーティングなどの表面に白っぽい曇りや濁りが生じる現象を指します。白濁は見た目に影響を与え、製品の外観や機能に悪影響を及ぼすことがあります。フィルムの白濁の原因は多数あり、湿気や水分の吸収や結露、分子の分解反応、熱変化による反応があります。
・融点
物質が固体から液体に変わる温度を指します。物質がその固体状態から液体状態に変化する際に必要な特定の温度で、物質の物理的特性を示す重要な指標です。融点は、物質の化学的性質や構造、圧力に依存します。
・ライナー
包装業界や印刷業界で使用される用語で、特定の目的で使用されるフィルムやシートのことを指します。ライナーは、製品の保護、印刷、加工などの目的で用いられ、様々な種類と用途があります。
・離型
樹脂、ゴム、粘着材などからフィルムや型を剥がしやすくする性質や機能を指します。
シリコンなどの離型剤を使用する方法のほか、エンボス加工では表面の凹凸によって対象物との実接触面積を変化させ、離型性を調整する方法があります。
・離型紙
主に製造業や印刷業、工芸などで使用される特殊な紙で、接着剤や塗料、シリコンなどの離型剤が施されており、素材や製品から簡単に剥がれるように設計されています。また用途に応じた選定が必要であり、離型紙は、使用する条件や目的に応じて適切なものを選ぶ必要があります。例えば、高温や化学薬品に耐える離型紙が必要な場合、適切な仕様のものを選ぶ必要があります。
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・リングシワ
ロール状に巻き取ったフィルムに、円周方向へ輪状に現れるシワを指す表現です。
巻取り張力、巻き硬さ、フィルムの厚みムラ、基材特性など複数の要因が関係して発生する場合があります。
ロール加工では、エンボス加工条件だけでなく、巻取り張力やロール状態を調整しながらシワの発生を確認します。
※呼称やシワの分類は、フィルムメーカーや加工会社によって異なる場合があります。
・ロールtoロール(Roll to Roll)
ロール状のフィルムを連続的に繰り出し、加工後に再びロール状に巻き取る加工方式です。
枚葉加工と比較して長尺フィルムを連続して加工できるため、量産加工に適しています。
当社のエンボス加工でもロールtoロール方式を採用しており、基材を連続的に供給しながら加熱・加圧によって表面へエンボス形状を付与します。