公開日:2026/1/26
最終更新日:2026/1/26
【展示会レポート】加飾技術展2026にご来場いただきありがとうございました

平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
2026年1月23日(金)に産業創造館にて開催されました
「加飾技術展2026」では、ご多用の中、
弊社ブースへお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。
会場では直接ご挨拶の機会をいただき、
弊社製品・技術にご関心をお寄せいただけましたこと、
社員一同心より御礼申し上げます。
当日は限られたお時間の中でのご案内となり、
十分なご説明が行き届かなかった点もあったかと存じます。
今回のブログでは
会場にてご紹介いたしました「ハードエンボス加工」につきまして、
技術や性能を写真付きでご紹介いたします。ぜひご参照ください。


今回の展示会では、以下のテーマにフォーカスしてご紹介しました。
■加飾・樹脂転写用エンボスフィルム
■加工可能な素材の対応範囲
■環境に配慮した加工法
当日は、ハードエンボスで対応できる素材のバリエーションに加え、微細な凹凸加工による機能付与、環境負荷低減につながる加工アプローチなどを中心にご説明いたしました。
建築内装材として用いられる壁材や床材、パネル類には、木目調や石目調の加飾フィルムが多く採用されています。これにエンボス加工で凹凸を加えると、プリントだけでは表現できないリアルな陰影や立体感が生まれます。
たとえばフローリング調のパネルに木目の凹凸を加えると、光の当たり方によって木肌の表情が変わり、本物の無垢材に近い風合いを再現できます。
また、加飾フィルムを用いた建装材は軽量で施工性が高く、輸送・施工の効率化や、リフォーム市場での使いやすさにもつながります。


化粧品や高級菓子、ギフト包装などでは、パッケージそのものが商品価値を左右します。
加飾フィルムにエンボス加工を施すことで、視覚だけでなく触覚的なプレミアム感を与えることが可能です。
たとえば、光沢のある印刷パッケージに繊細な凹凸を加えると、手にした瞬間に「他の商品とは違う」と感じさせる存在感を演出できます。
また、マット調のエンボス加工は落ち着いた雰囲気を出し、高級化粧品や高価格帯の食品パッケージに最適です。
このようにエンボス加工は「視覚 × 触覚」の二方向からブランド体験を高め、消費者の購買意欲を刺激します。

アルミ蒸着フィルムは遮光性・ガスバリア性に優れていますが、弊社ではこれにエンボス加工を施すことで、さらに独自の機能性とデザイン性を両立させることが可能です。
例えば、光拡散や反射コントロール、表面の摩擦制御による滑り止め、また高級感を演出する意匠性付与など、多様な用途に展開いただけます。

当社では、蒸着処理が施されたフィルムに対してもエンボス加工が可能です。
蒸着フィルムの金属光沢とエンボスによる立体感を組み合わせることで、高級感や視覚的インパクトのある加飾フィルムを実現します。
例えば、以下のような用途にご活用いただいております。
・高級パッケージ向け装飾フィルム
・ラベルやステッカーなどの差別化加飾素材
蒸着層へのダメージを抑えつつ、美しい凹凸形状を精密に再現するための加工ノウハウも蓄積しており、デザイン性と加工安定性を両立した製品をご提案可能です。


弊社では、高剛性・耐熱性に優れたフィルム素材へのエンボス加工を得意としております。特に、以下のような素材で加工実績がございます。
・PETフィルム(二軸延伸PETなど)
・PENフィルム
・ポリカーボネートフィルム(PC)
・フッ素フィルム(ETFE、PTFE、PVDF)
これらの素材は、電子部品や工業用途など、高温環境下でも形状を保持する必要がある用途に多く採用されています。
エンボス加工においても、形状のシャープさや安定した凹凸再現が求められるため、これら素材の特性を活かしながら、高精度で安定したエンボスパターンの付与を実現しております。


当社では、PET・PEN・PEEKなどの高耐熱基材に対応したハードエンボス加工を強みとしています。耐熱性・寸法安定性が求められる基材に対しても、独自条件設計により深さと均一性を両立した凹凸形成が可能です。ロールtoロールでの安定加工により、機能性付与(離型性・滑り性・光拡散など)と意匠性を実現し、電子部材や産業用途など高要求分野で多数の実績があります。
当社のエンボス加工では、250μmといった極厚のフィルムに対しても対応可能です。
通常、厚みのあるフィルムは加熱・加圧時の成形性や寸法安定性の管理が難しく、加工には高度な技術が求められます。当社では、素材特性や形状に応じた最適な加工条件を設定することで、厚みのあるフィルムでも高精度な凹凸パターンを安定して再現することが可能です。

当社では、単層フィルムに限らず、複層品や印刷済み基材へのエンボス加工にも対応しております。
層構成やインク特性、密着状態を考慮した加工条件を設計することで、層間剥離や印刷ダメージを抑えながら凹凸を付与することが可能です。
意匠性を保持したまま、触感付与や機能性向上を実現し、加飾用途から産業用途まで幅広いニーズにお応えします。


ハードエンボス加工は、材料表面に凹凸形状を物理的に付与する加工方法であり、薬品や溶剤を使用せずに機能性や意匠性を付与できる点で環境適性の高い技術です。
表面コーティングや化学処理と比較して、VOCの発生や廃液処理が不要なため、環境負荷の低減につながります。また、素材そのものの特性を活かしながら、離型性・滑り性・光拡散などの機能を付与できるため、リサイクル性を損ないにくい点も特長です。
環境規制への対応やサステナブルな製品設計に貢献できる加工技術といえます。
弊社では100種類の柄でカットサンプルの在庫があり、ご提供可能です。
また、ロールサンプルのご用意もございますため、お気軽にお問い合わせください。
本ブログでは、加飾技術展2026における合同樹脂工業株式会社の出展内容と会場の様子についてご紹介しました。当社ブースでは、表面エンボス加工による加飾フィルム・転写技術を中心に、来場者の方々にさまざまな質感や機能性の可能性を体感いただきました。
■フィルム表面へのエンボス加工による意匠性の追求:凹凸パターンで質感や立体感、触感を付与し、従来の平滑表面では得られない仕上がりを実演しました。
■PETフィルム等の高剛性素材への対応:固い基材でも多様なエンボスパターンを形成可能で、加工した素材サンプルを展開いたしました。
■加飾フィルムの実例展示:素材+エンボスの組み合わせにより、製品表面などで求められる意匠性・触感表現の幅広さを紹介しました。
この展示会は、素材・加工技術・デザインの融合を通じて「目と心を惹きつける質感」の可能性を多くの来場者に実際に体感いただける場となりました。
今回の展示会レポートはいかがでしたでしょうか。エンボス加工は、素材の特性を活かしながら「機能性×意匠性」の両立を実現できる表面加工技術です。当社では、一般に加工が難しいとされる素材や厚みのあるフィルムについても、用途や目的に応じた最適な条件設計で柔軟に対応いたします。
■「この素材でもエンボス加工できる?」
■「触感や剥離性を改善したい」
■「環境配慮した加工方法を探している」
といったご相談も歓迎です。サンプル提供や技術提案を通じて、最適な加工方法をご案内いたします。 本ブログが、エンボス加工の可能性を検討する一助となれば幸いです。
ご不明点やご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。また、他の記事でも多様な事例を紹介していますので、併せてご覧ください。
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