エンボスフィルムの使用事例
当社はプラスチックフィルムへエンボス加工を行い、
表面形状の凹凸による性能の付与で、幅広いお客様にご使用いただいております。
以下では、弊社がこれまでご協力させていただいた使用事例の一部をご紹介いたします。
FRP樹脂の硬化時にエンボスフィルムを合わせることで、フィルム表面の形状を樹脂に転写することができます。
建材用として住宅用カーポートの表面にエンボス形状を転写することで、樹脂をすりガラス調にすることが可能です。その効果により表面に遮光性やデザイン性を付与します。
また、お風呂床のデザインを賦形する転写用工程紙フィルムとしてエンボスフィルムが使用された実績もあります。
エンボスフィルムは紫外線硬化型・UVレジンへの形状転写フィルムとしてもご使用いただけます。
建材用不燃ボードの表面デザインへの転写フィルムや、ハンドメイド用UVレジンへの転写フィルムとして使用されており、幅広い樹脂への形状付与にエンボスフィルムを組み合わせることが可能です。
右の写真はUVレジンへエンボス柄を転写した例となります。
樹脂製品の製造時にどうしてもキズや凹みが発生するケースがあります。そのような際にキズ・へこみ隠し用エンボスフィルムを使用し、表面の形状変化させることで視覚的に表面のキズや凹みを目立たなくさせることが可能です。
エンボス形状を付与することで、柄の意匠や光拡散効果・マット効果により、傷隠し・凹み隠し・模様隠しの機能を付与できます。
エンボスフィルムそのままを使用いただく形でも、エンボスフィルムを用いてエンボス形状を樹脂へ転写する形でもご使用いただけます。
エンボスフィルムはその意匠性を活かし、加飾フィルムとしても多く使用いただいています。
蒸着や印刷、コーティング等が施された様々なフィルム基材に加工できる弊社の特長を活かし、幅広い組み合わせが可能です。
オーバーラミネート用や部分加飾用のラベルなどに採用いただいております。
エンボス加工でフィルムの表面に凹凸形状をつけることで、フラットよりさらに離型性能を高めたセパレーターを作成できます。
ゴムやゲルなどの過密着しやすい粘性製品への密着防止、横ズレの防止かつ剥離性の高い保護フィルムなどの用途でお客様の抱える離型課題の解決に貢献しています。
またエンボス加工は熱と圧力のみで成形する物理的工法のため、シリコンフリーかつ残渣やアウトブリードの発生しないセパレータとしてご使用いただけます。
エンボス加工でフィルムの表面に凹凸形状をつけることで、フラットなフィルムよりもコシ感があるフィルムを作成することができます。
基材に二軸延伸PETフィルムを使用することで、PPやPE基材では難しい、強靭な強度・剛性のあるPETフィルムのエンボスキャリアフィルム作成が可能です。
※右の写真は格子のエンボスを付与したフィルムの写真となります。
フィルムのコシ感が強くなることで対象物の剥がしやすさを向上することが可能になります。
マットエンボスフィルムはウィンドウフィルムとしてご使用いただいております。
フィルム表面のマット形状がすりガラス調のイメージを付与し、視認防止性能を発揮します。
さらにはエンボスによる表面凹凸が、指紋や汚れの付着防止の役割も果たします。
二軸延伸PETなどの剛性が高い基材を使用することで、ガラスの飛散防止効果もございます。
マットエンボスフィルムはラミネート用としてもご使用いただけます。紙やフィルム、印刷物の表面などにマットエンボスフィルムをオーバーラミネートをすることで、表面に高級感のあるデザイン性を付与できます。
またエンボスによる表面凹凸が、指紋や汚れの付着を防ぎます。
二軸延伸PETなど剛性の高い基材を使用することで、表面を保護する役割も果たします。
スペーサーエンボスフィルムは、ガラスの表面に貼ることでガラスとの間に空気層を作ることができます。
その効果で断熱性を高め、室内の温度を安定させる役割を果たします。また、冬場のウインドウフィルムとして使用すれば、暖気を外に逃がさない、さらには窓の結露防止にも最適です。
ガラスの内側での結露を防ぐことでカビや腐食のリスクを低減します。特にペアガラスや複層ガラスにおいては、内部の湿気を管理するのに効果的です 。
エンボスフィルムの光反射の性能により、
光に特殊なイメージを付与することができます。
その他にも視覚遮断効果フィルム(すりガラス調)や製品パッケージ用途など幅広い分野で使用されています。
撮影用のレフ板光拡散フィルム用途として使用されています。
エンボスフィルムをレフ板の上へラミネートすることで光拡散の効果を高め、被写体をより綺麗に撮影できるとのご評価をいただいております。
エンボスフィルムの凹凸により対象物との接地面積を低減し、摩擦を軽減することができます。
接触部分が点接触・部分接触になることで摩擦を軽減し、物体との滑り性を向上させられます。
滑り性向上による流動性向上及び摺動摩耗の低減により、対象物への負担を軽減し、耐久性を高めることができます。
当社のエンボス加工の加工方法は金型による表面の凹凸付与であり、物理的な加工となります。
添加物などは一切使用しないため、残渣やアウトブリードの発生が無いフィルムを作成できます。
また、エンボス加工はフィルムを熱と力により表面形状の成型をしており、塗工や印刷などを行っておりません。
そのためシリコンフリーのセパレーター用フィルムとしてご使用いただけます。
エンボスフィルムは上記の他にも様々な分野にて活躍しています。
気になる内容などがございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。