
当社エンボス加工のメリットとは?簡単に解説!
このページでは当社エンボスフィルム・エンボス加工のメリットや特徴について紹介いたします。
当社のエンボス加工はエンボスロールを使用したロールtoロールによる連続成形が可能です。
「連続成形」とは、材料を連続的に加工して製品を作る方法です。
平版でのエンボスフィルム作成と比較し、大量生産などの際に適しています。
※右図は工法イメージとなります。

当社のハードエンボス加工は、表面機能を付与するための塗工剤や添加剤を新たに使用せず、熱と圧力によってフィルム表面に凹凸形状を形成する加工方法です。
コーティングによる機能付与と比較して、単一素材構成を維持した製品設計を検討しやすい点も特徴です。
※実際のリサイクル可否は、基材、添加剤、印刷、蒸着、コーティング、ラミネート構成、回収・再生方法などによって異なります。
当社所有の加工機は最大1650mm巾の基材を加工することができます。また、その基材の端部までエンボス形状を賦形することが可能であり、コーティングなどで発生する両端部の白場が発生しません。
従来のエンボス加工では生じてしまうロスの発生を抑制、削減することが可能となります。
当社のエンボス加工は、ロールtoロールによる連続加工に対応しています。長尺フィルムを連続的に加工できるため、量産用途にも対応可能です。
量産前には枚葉や少量ロールで試作を行い、基材・柄・加工条件を確認しながら量産条件を検討します。
紙製の工程紙や離型紙などでは紙粉が出ることにより、工程や使用時のラインや製品汚染などの懸念があります。
また膜厚の均一性が悪いことも多く、精度が要求される電子部材の工程紙として使用する際に後工程上で不具合が発生することがあります。
プラスチックフィルムを使用する場合、これらの懸念を抑制することができます。

当社では二軸延伸PETを中心に、PI、PEN、PEEK、PC、OPP、CPPなど各種フィルムへの加工実績があります。
基材が持つ剛性・耐熱性・寸法安定性などの特性を活かしながら、エンボス形状による表面粗さ、離型性、滑り性、意匠性などの調整を検討できます。
エンボス加工工程では添加剤を新たに使用しないため、加工によって新たな添加剤由来のブリードアウト要因を追加しないことが特徴です。なお、基材や既存のコーティングに含まれる成分については個別確認が必要です。
表面に塗工剤を新たに付与しないため、塗工・加工層に由来する残渣や剥離などの課題を抑えられる可能性があります。
フィルム表面に凹凸形状を設けることで、対象物との接触が凸部を中心とした状態となり、平滑なフィルムと比較して実接触面積を低減できる場合があります。
用途や対象物に応じて、柄・ピッチ・深さなどを調整しながら評価します。
接触面積が減少することで、物体同士が過度に密着することを防ぎます。 これにより、製品の取り扱いや輸送時におけるトラブルを軽減することができます。
エンボス加工の効果については多岐にわたります。
まず、視覚効果として、デザインに立体感や深みを加えることで、製品の美しさや魅力を引き立てます。触覚効果も大きく、製品に独特な手触りを与えることで、ユーザー体験を向上させます。
さらに、エンボス加工では、表面形状によって意匠や触感を変化させるほか、対象物との接触状態、摩擦特性、離型性、光の反射・散乱状態などを調整できる場合があります。
下記ブログにて詳細をご紹介しております。よろしければご参照ください。
技術検討に使える資料をご紹介しております。
エンボス加工の特徴、対応フィルム、
表面形状による機能付与、試作の進め方など、
技術検討・社内説明に使える資料をご用意しています。
☑エンボス加工・受託製造
☑PET・PIなどの対応素材
☑離型・マット・滑り・光拡散
☑サンプル・小ロット試作

当社では、PETをはじめとする各種フィルムへの立体的なエンボス加工実績があり、条件によっては最大約1.2mmの形状高さを形成した実績があります。
写真は、エンボスフィルムの形状を樹脂表面へ転写し、石調の凹凸感・触感を付与したサンプルです。
形成可能な高さや再現性は、基材、厚み、熱特性、柄、ピッチ、加工条件などによって異なります。


キズや凹みなど外観不良を目立たなくする方法は多岐にわたりますが、傷の深さや種類に応じて適切な方法を選ぶことが重要です。
樹脂製品の製造時にどうしてもキズや凹みが発生するケースがあります。そのような際にキズ・へこみ隠し用エンボスフィルムを使用し、表面の形状変化させることで視覚的に表面のキズや凹みを目立たなくさせることが可能です。
エンボス形状を付与することで、柄の意匠や光拡散効果・マット効果により、傷隠し・凹み隠し・模様隠しの機能を付与できます。
↑アクリル系の樹脂に、弊社ヘアラインフィルムを紫外線照射にて転写したサンプルとなります。
UV硬化のため、鉄にスクラッチをつけたものと比較して傷がつきにくくなっています。
マットコートフィルムにエンボス加工することで、プラスチックフィルムの透明感を抑えています。