
エンボス加工によるフィルムの粗面化・表面粗さ調整
エンボス加工によってフィルム表面を粗面化し、Ra約0.8~4.0μmの表面粗さを付与できます。マット・梨地など複数の柄から、用途や必要な粗さに応じた選定が可能です。
※表面粗さは基材、エンボス柄、加工条件などによって異なります。

フィルム表面の粗さについて、次のような課題はありませんか?
・Ra0.8μm以上など、比較的大きな表面粗さが必要
・フラットフィルムでは光沢が強すぎる
・マット・梨地など特定の凹凸形状を付与したい
・塗工剤由来の残渣やブリードアウトを避けたい
・表面の密着を抑えたい
エンボス加工では、フィルム表面にマット柄や梨地柄などの凹凸を物理的に形成することで、表面粗さを調整できます。
エンボス加工によってフィルム表面にマット・梨地などの凹凸形状を形成し、粗面化することができます。
当社では、柄や加工条件によってRa約0.8~4.0μm程度の表面粗さに対応しています。
粗面化によって表面の光沢や見え方を変化させるほか、対象物との実接触面積を変化させることで、密着抑制やハンドリング性改善などへの活用も可能です。
必要な表面粗さだけでなく、用途、基材、厚み、外観などを確認しながら適したエンボス柄をご提案します。


当社のエンボス加工では、マット・梨地などの柄を使用することで、Ra約0.8~4.0μm程度の表面粗さに対応しています。
細かなマットから粗い梨地まで複数の既存柄を保有しているため、求める粗さや外観に応じて比較評価が可能です。
※記載値は参考値です。実際の表面粗さは、基材、厚み、エンボス柄、加工条件などによって異なります。

マット・梨地系のエンボス柄を10種類以上保有しており、細かなマットから粗い梨地まで幅広く選択できます。
※マット柄についてはマット・梨地 粗面化エンボスをご覧ください
また、当社ではマット・梨地以外を含め100種類以上の既存エンボス柄を保有しています。
必要な表面粗さや外観に適した既存柄がない場合は、新規エンボス版の設計・製作についてもご相談いただけます。
当社では、二軸延伸PETなどの高剛性・高耐熱フィルムへのエンボス加工にも対応しています。
マットコート基材や練り込みマット基材などを使用することで細かいマットフィルムへ大きなマットや梨地を付与することが可能です。意匠性の付与として樹脂転写などにて使用できます。
その他、サンドマットフィルムや印刷基材、ハードコート基材などへの追加エンボス加工にも対応可能です。
フィルム表面を粗面化する方法には、サンドマット加工やエンボス加工などがあり、必要な表面粗さ、外観、基材、用途などによって適した加工方法は異なります。
当社のエンボス加工では、特にRa0.8μm以上の比較的大きな表面粗さの付与を得意としており、マット柄・梨地柄などの既存エンボス柄を用いて、目的に応じた凹凸形状を付与できます。
一方で、求める粗さや外観によってはサンドマット加工が適している場合もあります。また、サンドマットフィルムに対して追加でエンボス加工を行い、さらに大きな凹凸や特定の形状を付与することも可能です。
「必要な表面粗さをどの加工方法で実現すべきか分からない」「サンドマットフィルムへさらに凹凸を付与したい」といった場合も、基材・必要なRa・用途などをご共有いただければ、エンボス加工で対応可能かご相談いただけます。
エンボス加工は、フィルムを加熱し、エンボスロールによって表面に凹凸形状を形成する物理的な加工方法です。
表面粗さを付与するためのマット剤や塗工剤を新たに使用しないため、加工工程で使用する薬剤に由来する残渣やブリードアウトの懸念を抑えることができます。
※基材そのものに含まれる添加剤等については、使用するフィルムの仕様によって異なります。
マット・梨地などのエンボス形状は、樹脂表面への形状転写にも活用できます。
熱硬化型樹脂やUV硬化樹脂などの硬化工程でエンボスフィルムを合わせることで、フィルム表面の凹凸を樹脂へ転写し、マット調の外観や凹凸感を付与できます。
キズや指紋の見え方についても表面形状によって変化する場合がありますが、効果は樹脂、柄、使用条件などによって異なるため、実際の材料を用いた評価をおすすめしています。
樹脂転写用については樹脂への転写・意匠性の付与でも紹介しております。

エンボス加工によってフィルム表面に凹凸を形成すると、対象物とフィルムが全面で接触せず、主に凸部で接触する状態をつくることができます。
これにより実接触面積を低減し、フィルム同士や部材との過度な密着を抑制できます。
製造工程での合紙・間紙、部材の積載、保管・搬送時の接触軽減などへの活用が可能です。
マット・梨地エンボスフィルムは、表面の凹凸によって透明フィルムの見え方を変化させ、すりガラス調の外観を付与できます。
窓や透明部材の目隠し、視認性の調整、意匠用途などへの活用を検討できます。
見え方や透明性はエンボス柄・基材によって異なるため、A4サンプルでの比較評価がおすすめです。
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エンボス加工では、マット剤や塗工剤を新たに使用せず、フィルム表面へ物理的に凹凸を形成することで表面粗さを調整できます。
当社ではRa約0.8~4.0μm程度の粗面化に対応しており、細かなマットから粗い梨地まで複数の既存柄をご用意しています。
「必要なRaに近づけたい」「コーティングでは粗さが足りない」「塗工剤を使用せず粗面化したい」といったご要望について、A4サンプルから評価いただけます。