高温耐熱エンボスフィルム
みなさまのご使用されてるフィルムでこのようなお困り事はないですか?
「PE・PP基材では柔らかくて使用できない」
「基材の耐熱性が高い工程紙が欲しい」
「大きな形状を樹脂へ転写したい」
上記の課題に対し、高温耐熱エンボスフィルムは活躍します。
⾼温耐熱エンボスフィルムは、弊社の特殊⼯法により成型された形状により、後⼯程の⾼温下での使用が可能です。現在150℃程度での使⽤実績があり、熱硬化樹脂の転写やセパレーター⽤途でご使⽤いただけます。
耐熱工法により成型されるエンボス柄は、熱転写や紫外線硬化などの樹脂転写用途で使用可能です。また乾燥炉などを通る後工程でもご使用いただけます。
※各種条件により異なります。
高温耐熱エンボス加工は、通常のエンボス加工よりも高い耐熱性を持つため、温度が高い環境下でも形状を保持しやすいです。エンボス素材にポリエステルフィルムを使用する場合、基材の融点が約260℃あり、エンボス形状は100℃以上の温度でも形状を維持する特性があります。
エンボス加工の立体的な模様やデザインにより製品の外観を向上させることができます。これにより、ブランドのロゴや独自のデザインを施すことが可能です。またエンボス加工は、滑り止め効果や光拡散効果などを付与することができるため、特定の用途において機能的な利点を提供し、耐熱性が求められる製品に活用可能です。
高温耐熱エンボス加工は開発品であり、使用できる素材に制限があるため、天然繊維やPP、PEなどの素材には適用できません。このため、使用する素材の選定が重要です。
高温耐熱エンボス加工は高温環境下での使用において一定の温度を超えると、エンボスされた形状がフラットに戻る可能性があります。特に150℃以上の高温での使用が想定される製品において注意が必要です。
上記写真は小片のエンボスフィルムサンプルを高温炉に入れ、150℃の熱を加えた前後のものです。
(左:加熱前 右:加熱後)
フリーテンションでの試験になりますが、ほぼ柄形状を保持しており、高耐熱性を有する形状となっております。
高温耐熱エンボス品についてもA4カットサンプルを数種類ご用意しております。
ご希望の際は下記よりお問い合わせください。
高温耐熱エンボスは、電子機器の工程において重要な役割を果たします。特に、ポリイミドやPETフィルムなどの材料にエンボス加工を施すことで、剥離能力や滑り性を向上させることができます。これにより、電子機器の熱管理が改善され、長寿命化を図ることができます。
高温耐熱エンボスは断熱材としても利用されます。エンボス加工により空気層を形成することで断熱性が向上します。
特に薄いフィルム型の断熱材は、スペースが限られた場所でも効果的に使用できるため、建築や冷蔵庫などの断熱材として重宝されています。
◆樹脂転写用フィルム
◆加飾用フィルム
01.素材へ形状転写することで性能を付与
02.耐熱⼯法で⾼温下での使⽤が可能
03.エンボス形状を樹脂に転写し、機能性を付与
04.賦形可能な組み合わせは100種類以上
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